一歩は百歩

独立の軌跡と道具道楽

めけん

朝晩はすっかり肌寒くなって来まして、秋の夜長に読書を嗜んでおります。

 

先日、「ぎふ起業家育成塾」でビジネスプランの中間発表がありました。

発表時間1人7分を頂きましたが、伝えるべき部分を伝えられずタイムオーバー…

難しいな…プレゼン…いろいろご指摘を頂き、更に完成度の高いプランに出来そう

です。

会場だった岐阜県図書館には読みたい本がたくさんありましたが、まだ経済振興センターで借りた本が読み切れてなかったので、借りるのは断念しました。

 

今、振興センターから3冊借りてるのですが…

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この中のプロダクトデザイナー山中俊治さんのデザインの骨格がかなり面白いです。

もとがブログの内容なので1~2ページで一段落しますので飽きずに読みやすいです。

この本の中で脳内メジャーという段落がありました。

めけん…目検討…目測に関する話なんですが様は見ただけで1㎜やら2Rやらを瞬時に判断できるという事なんですが、これが出来る、出来ないとでは仕事のスピードが段違いです。

モノヅクリする人にとっては習得したいスキルではありますね

僕は30㎜までなら割と正確に、100㎜までならまあ何とか…くらいの検討は出来るようになってはきましたが…普段見慣れないサイズの時は、あらかじめ手のひらや二の腕の長さを覚えておいて、これらを利用したりもします。

 

他にもデザイナーさんならではの視点で書かれている事が作り手の自分にとっては新鮮で大変勉強になる一冊でした。

 

 

 

 

起業のためのビジネスプラン作成

毎度どーもです。

8月からぎふ起業家育成塾というセミナーに参加しています。

公益財団法人 岐阜県産業経済振興センターという機関が毎年、開催しています。

全15回の長期に及ぶセミナーです!

最終的にはしっかりとブラッシュアップされたビジネスプランの作成が着地点になってます。

 

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もう既に5回ほどの受講したのですが…本当に申し込んで良かったです。

一人で起業のための勉強、準備はなかなか捗らず、僕のように勤めながらの準備はさらに大変です。

なんと言っても視野が狭くなってしまいがちに…

このセミナーはベテラン講師と様々な分野の熱意ある起業家たちが集結するので

物事を客観視できるのがとても助かりました。

 

今年の受講者の人数は例年よりも少なく、より個々のプランを深堀りできそうです。

 

講義の流れについて

毎度の講義の流れですが

座学→個人ワーク→発表→グループワーク→宿題

という流れなのですが、今回は講師1名に対し塾生3人のため変則的だそうです。

これまでは事前に提出したザックリとしたビジネスプランをもとに現状分析、

経営理念の設定、マーケティングなどを行ってきました。

マインドマップなどのフレームワークが多かったですね。

 

宿題は基本PC…

毎回、宿題が出されるんですが…すべてデータでやり取りしなければなりません。

苦手なんですPC…

でもそうもいってられません…だって経営者になるんだから!

Excel、Wordなんて高校以来だヨ…

これまでは本業終わってから工房の環境整備だったんですが、現在はひたすらPCと格闘しています。

生産系の人ってモノを作ってなんぼなんでデスクワーク…苦手なすよね…

 

とにかくこれから起業したい岐阜県在住のみなさまにはぜひともオススメしたい

ぎふ起業家育成塾

の話しでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

昇降盤のオーバーホール

やっと昇降盤のオーバーホールが完了しました。

機種は常盤のSB‐400

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フレーム等は問題ありませんがモーターが1.5kw(2馬力)ということで少し物足りません!

この際ですからモーター、プーリー、ベルトを交換しようかと思います。

 

まずはモーター!

東芝のプレミアムゴールドモートルの2.2kwにしました。

三相200Vなのですが、工房に単相200Ⅴしかきてないので、インバーター経由で起動

させたいと思います。回転数調整なんかが簡単にできるし、モーターへの負担が軽減されます。(インバーターに関しては後々記事にしようかと思います) 

 

次にプーリーですが、モーターを1.5Kwを2.2kwにすると馬力が上がるためモーターの

シャフトの径も変わってきます。なので元からのプーリーが使えず、交換する事になりました。

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昇降盤のモーターはベルト2本がけで、低回転用と高回転用のに分かれています。

今回インバーター駆動ですので高回転用サイズで注文しました。低回転用も付けると

値段も高いですからね!

プーリーは岐阜市の鍋屋バイテックに注文!

なんと!注文いれてからの製造なのに2日で届きました!早いっ!

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しかもこのプーリーすごいんです!

イソメック ブッシングシステムという今までにない締結方法なんですが

通常はプーリー側面からイモネジでモーターのシャフトと締結します。

 

このイソメック、中のブッシュがテーパー状になっており左右のイモネジを締めていくとシャフトと締結されます。その締結力は焼き嵌めしたプーリー並みだそうです。

うーん素晴らしかなメイドインジャパン

しかも外すときは頂点のネジ穴にイモネジを入れるだけ!プーラー不要なんです!

シャフト上での位置調整が簡単なので今回の様にモーターをサイズアップした場合にも

非常にフレキシブル!

ほんと感動しましたNBK!バイスだけではなかったんですね!

 

最後はVベルトです!今回は

Fenner Drivesリンクベルトにしてみました。

リンクベルトについてはこちらで紹介されています。

昇降盤、横切り盤のVベルトをFenner Drivesのリンクベルト(Power Twist Plus)に交換しました。 - Simplife+

 

このベルトもよく考えられてますね。交換の手間が短縮できるし振動も若干ですが軽減

してくれるよう…

 

あとは各部、注油してアライメント調整して、ラック定規と窓板作ったら…

完成!!!!

 

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昇降盤の整備に3週間位、かけてしまった…

 

まぁ仕事の合間だし…使用頻度の高いマシンだからしっかり整備したいし…

しょうがないかぁと無理やり納得させる夏のある日…

 

 

 

 

 

コンビネーションマシンが届いた!

ひと月以上も更新してませんでした…ブログ

もっと頻繁に書かなくては習慣になりませんね。

 

今回は木工機械の手押し鉋盤と自動鉋盤が届きましたというお話です。

購入した機種がFelder社のHammar A341というモデル

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手押しと自動が合体してます!

安全カバーが超クール

セッティングがまだなので詳細は後ほど詳しく書きたいですが…

なんと言っても超静か!

外国のマシンはこんなに進化してるのかと…ちょっとショックでした。

早く本格稼働させて情報を発信したいと思います!

 

仕事の合間に独立準備してるので牛歩のような進捗ですが確実に一歩進んでますよ!

このあとも機械導入ラッシュなので気合い入れなくては!

今年の夏は暑い熱い夏になっております!

 

木工機械の選別

本日は木工機械の選別についてです。

 

僕は自宅と併用というスタイルで住居をリノベーションしようとしています。

メインのスペースは16畳、ここに木工機械を入れるわけですが、その前に周りの環境を

確認しておく必要があります。今住んでいるところは山に面した住宅街なのですが自営業をされている家庭が多いです。鍛冶屋さんや製材所、畳屋さんなど専門職が集まってます。機械の騒音についてはしっかりと防音しますが多少は大目に見てもらえそうです。

さて、木工機械選別のポイントですが、最初に決めたコンセプトに沿って選んでいこうかと思います。

僕は比較的小さいものメインで作る予定なのでそれほど大型の機械などは不要なんですが…さすがに100V電源のホビー用の機械は厳しいし、とはいっても什器や個人的に使う家具などは作れるレベルの機械は欲しい所です。

基本、一人で作業しますので機械の稼働時間はかなり短いし…

 

木工機械は基本、三相200Vの動力と呼ばれる電源なのですが…

基本使用料が1kw当たり1123円位の契約です。

木工機械のモーターは1.5kw 2.2kw 3.7kwの出力が多いです。

 

機械のモーター出力+集塵機のモーター出力で5kw~6kwは欲しいところ…基本使用料だけで6000円位かかってしまう…+電気代なので1月1万円位でしょうか…

 

業務用エアコンや冷蔵庫のように常に稼働してるならまだしも1日数時間、場合によっては使わない日もあります。

そう考えると動力導入は少しもったいない!何より導入費用もかなりの金額!

 

なので単相200Vの機械を導入します。

通常、一般家庭には100Vの線が2本と中線と呼ばれる線が1本の単三式が主流なのですが100Vの線をブリッジさせると単相の200Vが取り出せます。

 

工事費用も安いし、動力契約もしないので導入コスト、ランニングコストが抑えられます。

 しかし問題が…日本では単相200Vのモーター使った木工機械って少ないんです。

国産なんてほぼ皆無…もう木工機械メーカー自体が少ないですからね。

となるとアメリカ製か台湾、中国製などの海外メーカーに頼るしかないのですが…

精度やアフターケアで不安が残ります…

しかもアメリカ製といってもほとんどが台湾、中国のOEM

カラーリングやメーカーロゴで分かりずらいんですが、あきらかにフォルム一緒なんですよ…

いろいろ悩んだ挙句、このメーカーにしました

 

 

www.youtube.com

 

FELDERのHAMMER A341です!!!

まさかのオーストリア

なんといっても一番の特徴はコンビネーションマシンと呼ばれる手押し鉋と

自動鉋が一体になってるトコロ!

しかも単相200Vの4HPモーターです!

日本じゃありえませんよね…一番大事な第一基準面を決める手押しの定盤が開閉するなんて(汗)

やはり実機を見なければということで自宅から40分くらいのホルツテクニカナゴヤという会社が輸入販売をしてるので問い合わせたところ…なんと実機がありました!

 

早速アポを取って実機を触らせて頂いたんですが…

かなりしっかりした作りです。FelderのHammarシリーズってホビー向けかと思ってたんですが…全然そんなことはなく細部までしっかり作りこんであります。

定盤自体もがっちりしていて開閉機構も問題なさそう!

自動への切り替えも慣れてしまえば苦では無さそうでした!

何よりも欧州って車でも木工機械でもそうですが集塵や安全性への配慮がすごく高いです。特に安全カバーがとても秀逸!

 

自重は400キロ前後、日本の機械と比較してかなり軽い方なんです。

従来であると 重量=剛性=精度みたいな考えになりがちなんですが、刃物とモーターの性能が各段に上がってきているのでこの図式も成りたたない気がします。

このA341もサイレントパワーというスパイラルカッターヘッドを換装済なんですがコレがすごく静か!

小間切れになるので集塵効率も上がっています。

何より省スペースなところが気に入りました!使ってみないとなんともいえない部分は

ありあますが手押しと自動はこれで決定です!

 

 

1960から1980年代の車、工作機械ってホントにタフでデザインもかっこいいしすごく好きなんですけどね…特に大洋のSHP-300、手押しは大洋と呼ばれるくらいの名機なんですがこれがホントにかっこいい!

動力入ってたら間違いなくコレにしたんだけどな…

 

とはいえHAMMER A341の到着が楽しみです!

 

 

 

 

 

 

 

独立時期、場所を決める

 さてさて、今日は独立時期と仕事場を決めていこうかと思います。

 

独立時期ですが、紹介文にも2019年の春頃と明言してますが…2019年5月1日から変わるんですよね…年号

どういった影響がでるのだろう…詳しく調べてないので明確な日付は保留ですが、

とりあえず2019年の春頃に設定します。

 

次に仕事場を決めていきたいと思います。ここからは慎重に選ばないと後には引けませんからね…

まず、自分がやりたいサービス形態の確認ですが

木工品の製造・販売で資金を確保しつつワークショップなどを実施する

という内容なので木工品を製造する工房、事務所が最低限必要です。

ワークショップに関しては当面の間、派遣型の形態で実施したいので場所は必要なしとします。

 

僕が創るモノは比較的、小さいモノなんですが…木材は大体2Mの長さで仕入れる事が多いので、これを取り廻せるスペースは欲しいところです。

木工はとにかく場所を取るし、選びます。

スペースの大半を木工機械が占めるのではないでしょうか…

次にスペースを取るのが材料です。仕入れた分だけ製品に出来ればいいのですが、歩留まり等を考え、大体は余分に仕入れます。これがドンドン…どんどん…溜まっていくんですよね…

あとは銘木と呼ばれる、イイ感じの木材はストックしちゃうんですよね~これもスペースを取る要因の一つです。

あとは売れ残りや仕掛品を保管するスペースも必要…できるなら事務所も別室に欲しい

(粉塵などでパソコン、プリンターに影響が出てしまうので)

広ければ広いほどありがたいんですが、広いとコストも大きくなってしまうのが常でして…

悩みに悩んだ結果…

今住んでいる借家をリノベーションする事にしました!

(もちろん大家さんの了解は得ております。)

 

今住んでいる家に使ってない8畳の部屋が二間あるので壁を壊し、床をコンクリ打ちにするという計画です。

そうすれば住居、工房、事務所が一つの場所に…こういうのを

          併用住宅というそうです

あとは音の問題もクリアせねばなりません。遮音・吸音対策をしっかりしてご近所の迷惑にならないように配慮する事が大事です。

加えて、ごみの問題ですね。木工は大量におが屑や粉塵が発生しますがその多くは可燃性…燃やせるので処分はしやすいですが火災と煙にも注意しなければ…

 

うーん注意事項三昧です。これで場所もオッケーです。

 

次回はついに…機械の選別です!木工やる方なら楽しみの一つではないでしょうか!

 

 

 

 

 

 

サービス形態を決める

本日はどのようなサービス形態で運営していくかを書き記したいと思います。

コンセプトが「最高の付加価値=自身が携わる」ということなんですが

簡単に言ってしまうと木工教室であったり、ワークショップなどの体験型サービスがこのコンセプトに該当しますが…木工教室となると本格的な設備が必要だったり、レクチャーの経験が必要だったりと資金面、スキル面でのハードルが高いです。

となると特化型のワークショップでしょうか…しかし有名な作家さんがやるならまだしも独立したてホヤホヤの人間がお客さんを呼べるはずがないです。

当面の資金に困らないような運営をしていかないといけないし、思い悩んだ結果…

 

あるモノを製造・販売し資金を確保しつつ、このモノを使って創るワークショップを思い着きました。

今はまだ公開できるような状態ではないので伏せておきますが、とりあえずは

比較的小さいモノです。

 

ということでサービス形態も見えてきました。

あるモノの製造・販売で資金を確保しつつ、このモノを使ったワークショップでお客様に体験して頂く!

 

うーん今はザックリとしか書けないですが、サービス形態もこれで確定です。